日本人的コピーライティングの話

(※2014年に配信したニュースレターより転載)

こんにちは、比嘉です。

僕はビジネスというものをやりはじめてから
10年目ですが、その経験を踏まえた上で、


セールスレターなしでもビジネスが順調に回っていく


ここを“最終ステージ”として位置づけています。



毎回毎々縦長のセールスレターを書かないと
売れないビジネスはお互いがしんどいように
個人的には思います。

今の時代とも合っていない気がしますし。

やっぱり、口コミやリピートに勝るものはない。

特に日本語を使って、日本人向けにビジネスを
やるのであれば、口コミとリピートは最重要な
キーワードだと思います。


ちなみに・・・。

僕が正しさを重視せずに「楽しさ」が大切だと
思っているのは、ここが日本だからというのも
大きな理由の1つです。

日本には“八百万の神々”がいます。

古事記とか読めば分かりますが、日本の神様って
全然完璧じゃないし、(むしろ、ウッカリしてるw)
楽しいことが大好きな神様です。

僕ら日本人はそういう楽しさを好むDNAが流れている。

唯一絶対の「正しさ」を重視するのは一神教的な発想です。

例えば・・・。

僕ら日本人はクリスマスの1週間後には神社で
お賽銭を投げているしお葬式は仏教にお任せして
いることに特に疑問を感じません。

いいと思えば“柔軟に受け入れる”という多神教的な
文化です。

有名なエピソードなので、ご存知のクルーも
多いかも知れませんが、塩田剛三は、

「合気道で最強の技はなんですか?」

と聞かれたときに、



「それは自分を殺しに来た相手と友達になることさ」


って答えたそうです。

このエピソード聞いたときは、「REALLY?」って思わず

口から英語が飛び出しそうになりました(笑)。

なるほどなー、って。

確かにこれって最強だなと思ったんですね。

僕ら日本人はゴリゴリ系の腕力勝負では
分が悪いように思うけど、

“柔軟に相手を受け入れる”

という強さがあります。

要はどっちが正しいっていうよりも文化の違いが
あるってことが重要な視点だということです。


1つビジネスで分かりやすく例を出しましょう。

コピーライティングの話でいえば「共通の敵」を
設定することによってあっち側とこっち側に
分けることでコミュニティーを強化するという
定番のパターンがあります。

これはすごく使えるし、効果的だったりします。

実際に僕も過去にクライアントさんのビジネスで
このパターンを使って短期間で“熱狂的なファン”を
獲得して莫大なキャッシュが生みだされる、

その瞬間を幾度となく目の当たりにしてきました。

そして・・・。

この共通の敵を設定するパターンというのは
やり過ぎてしまうと日本人にはちょっと
向かない面もあり、大きな反動があることも
数多くの経験から学びました。

強烈なメリットの裏側にはデメリットも潜んでいます。

簡単に言えば、




人をバカにするようなコミュニティーになりやすい


ってことです。

これはどんな言葉でメンバーを引き寄せたのか?

こことダイレクトにリンクするので、共通の敵を設定して、
正しさを強調して集めれば、

・俺たちは正しいことをやっている仲間だ。
・あいつらは間違ったことをやっているバカだ。

そういう雰囲気になりやすいのはある意味では必然です。

別にこれが完全にダメという訳ではないですがメリットと
デメリットを分かった上で使うのがいいと思います。

結局大切なことは、



あなたはどんな世界を理想だと思うのか・・・?


この理想世界のイメージです。


ちなみに・・・。

僕は正しさを重視したり、敵を作って戦うという
ムードは楽しさを感じないので共通の敵は
設定していません。

もうちょっと本音を言えば、

1.僕が絶対視されるコミュニティーは気持ち悪い
2.楽しさがないと自然な口コミが起こりにくい
3.依存的な人を引き寄せたいとは思わない

などなどの理由があります。

例えば、共通の敵を設定してゴリゴリやり過ぎると、


「今まで、私はさんざん詐欺師に騙されてきました。
でも、比嘉さんは本物だと思うので信じています!」


こういう人が間違って引き寄せられてしまう
可能性がある。

それはお互いに不幸だと思います。

そんな事言われても全然嬉しくないし、

「別に僕のことは信じなくっていいから、
自分のことをもっと
信じようよ」

って思うので。

そういう人の役にはまったく立てません。

逆に・・・。

個人的にはちゃんとビジネスをやって
ブランド(=神様)になっている人&なりたい人は
応援したいなと思います。

そのためのアドバイスならいくらでも可能です。

今回のCFCプログラムでは「共通の敵」とかの
話をしていく予定ですが、僕が経験から
学んだメリットだけではなくデメリットの
部分の話もセットでお伝えします。

何度もいいますが効果がない訳じゃないんですよ。

イメージとしては、



尖っていないと突き刺さらないが、丸くないと浸透しない


って感じです。

最初のファーストインパクトの段階では
インパクトが重要なので、突き刺さるような
“強烈なフック”が必要です。

そして・・・。

このフックを出す際には反社会性だったり
ゴシップの要素だったり、インサイダーの
香りがスパイスになることがあり得ます。

ある意味ではちょっとした過激さというか
牙の部分ですね。

最初のグイッと相手の心を掴むときには、
そういう牙が効果的なケースもあることでしょう。

でも、最初に牙を鋭くして、グサッと相手の心を
掴んでからは徐々に丸くしていかないと
“心の深い部分”に浸透していくことはできません。

当然ながら、牙だけでは口コミやリピートも起きない。

最初はスパイス的に牙を使って、最終的には
丸くしていくというステップが自然な
コミュニティーを作る秘訣です。

この辺りはバランスの問題になってきます。

あまりにインパクトが薄いなら牙を鋭くする
必要があるだろうし、口コミやリピートが
起こらないなら丸さが足りない。

いったいどんな理想世界を目指しているのか・・・?


この理想世界のイメージによって「最適な船」は変わってくるし、
それに合わせて例の“三種の神器”(コンセプト、キャラクター、
ストーリー)を設定してしていって下さいね。

なにか参考になれば幸いです。

それでは、ありがとうございました!

比嘉

P.S:今日のBGMコーナーです。

K-Dub Shine – 日出ずる処



日本の歴史をラップで表現したK-Dub Shineの名曲で
日本語ラップで韻を踏んだリリックが素敵です。

“耕す米 美しい嫁 夕焼けが山を真っ赤に染め”


こういうセンス大好き&リスペクトです。

個人的はラッパーのスキルってコピーライティングと
通じるものがあるなーって感じます。

P.P.S:あなたもこの船に乗りませんか?



今、船に搭乗すると・・・ 

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