起業家は本当に不安定な生き方なのか?

こんにちは、比嘉です。

今回は僕がエクリプス号の航海を始めたとき
クルーからの反響が大きかったレッスンの
1つをシェアしたいと思います。

テーマはタイトルにもある通り、


「起業家は本当に不安定な生き方なのか?」


です。

あえて“本当に”という言葉が入っているのが
なにげに重要だったりします(笑)。

上記の問いの裏側にはサラリーマンは
安定しているが、起業家はリスキーで
不安定という常識があります。

暗黙の常識といってもいい。

僕は仕事柄10年以上に渡りいろんな方の
相談を受けてきました。

起業を志望される方には、


「サラリーマンと起業家はどっちが
安定していると思いますか?」


ってクイズを出すことが多かったです。

ちょっと考えてみてください。

これが正解っていう学校のテストみたいな
絶対的な答えがある訳じゃないですよ。

最終的には個人の生き方の問題ですし。

この問いをあえて投げかけるという事は
僕自身は起業家が不安定な生き方だって
常識に疑問があるということです。

僕は子供の頃から不思議でした。


「起業家は不安定でサラリーマンは
安定している」


これを聞いた時に、最初は理屈じゃなくって
直感的におかしいって感じました。

その後で理由を考えみて・・・


「もし、起業家が不安定だっていうなら、
サラリーマンが安定している訳がない」


っていう一部のコアなクライアントさんに
知られる比嘉理論が生まれました(笑)。

要はサラリーマンがお給料をもらっている
その相手(会社の社長さん)は誰あろう
起業家な訳です。

起業家が不安定であると仮定するなら・・・

その不安定な起業家からお給料をもらう
立場であるところのサラリーマンが
無条件で絶対安定しているというのは
どうしても理解できなかった。

お金が天から降ってくる訳じゃないし。

僕の中での上記の問いの結論は、


「サラリーマンも起業家もリスクは同じ」


ってことでした。

各自が生きたい人生を選べばいい。

例えるなら、これは航海に似ています。

時代の流れと無縁の旅はできないし、
ときには荒波だってやってくる。

大きな船だから絶対安定しているとは
限らない。

それはタイタニック号かも知れないから。

逆に例え小さくても時代の大きな波を、
スイスイ舵取りできる船だってある。

どっちの生き方でもいい。

個人的には誰かに雇われる人生ではなく、
自分で好きなことをやりたい。

それはアーティスト的な生き方への憧憬で
結果的に起業家でもあるという生き方への
探求へ繋がり現在に至ります。

ここで強引に好きな言葉をブッ込むとw

ヘルマン・ヘッセの「デミアン」より、


“鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。
卵は世界だ。生まれようと欲するものは、
一つの世界を破壊しなければならない”


この言葉を思い出しました。

世界が卵だという発想は精神世界系で
(オルペウスの卵とか世界卵とか)
定番の概念ですね。

殻=従来の常識と考えてもいいかも。

僕ら起業家、アーティスト、クリエイターは
今までの殻(=従来の常識)を破って世界を
創造する生き方だと思います。

大切なのは自分の人生を生きること。

特にこれからの時代は全員がカオスな時代の
海を航海する旅人として人生の舵取りをする
必要があると思います。

それでは、ありがとうございました!

比嘉


P.S:今日のBGMコーナーです。

上を向いて歩こう / 忌野清志郎&甲本ヒロト